beehiivとSubstackは、どちらも文章をWebで公開しつつ、同じ内容をメールで読者に届けられるサービスです。基本の使い方が似ているため、名前だけでは違いが分かりにくいかもしれません。
見るべき点は2つあります。ひとつは、ニュースレターの成長や読者管理をどこまで細かく扱いたいか。もうひとつは料金の仕組みです。beehiivは購読者数や必要機能でプランを選ぶ方式、Substackは有料購読の売上に手数料がかかる方式で、そもそも比べ方が違います。
beehiiv
こんな人に
ニュースレターの成長施策や読者管理、自動化まで広く扱いたい
Substack
こんな人に
出版と有料購読をひとつの流れで始めたい
ニュースレター、Webサイト、登録フォーム、読者の分類、分析や収益化までまとめて運用したいならbeehiiv。投稿をWeb、メール、Substackアプリで届け、無料購読と有料購読を中心に発信したいならSubstackが候補になります。
まず、発信から収益化までの違いを整理します。
| 比較する点 | beehiiv | Substack |
|---|---|---|
| 発信の形 | ニュースレターとWeb公開を同じ発行単位で扱う | 投稿をWeb、メール、Substackアプリで届ける |
| 読者の管理 | 条件に応じた分類、登録フォーム、読者増加などの分析を扱える | 無料・有料などの状態を確認し、絞り込んだ読者へ直接メールを送れる |
| 収益化 | 広告、有料購読、デジタル商品を扱う機能がある | 有料購読を設定でき、売上に対して手数料がかかる |
| 自動化 | 自動化、外部連携、計測の機能領域がある | 新しい無料読者への歓迎メールを設定できる |
どちらでも「記事を書いてメールで届ける」という基本の流れは作れます。差が表れやすいのはその先です。登録経路や読者層を分けて運用したいならbeehiivの機能が判断材料になり、無料・有料の購読者へ出版物を届けたいならSubstackの仕組みが判断材料になります。
beehiivでは、記事エディタで作成したニュースレターをメールで配信し、同じ発行内容をWebでも公開できます。登録フォームは、ページへの埋め込み、ポップアップ、専用ページなど複数の形で用意できます。集まった読者は、固定したグループだけでなく、条件に応じて中身が更新されるグループにも分けられます。
登録経路や読者の状態によって配信先を変えたい場合は、フォーム、読者の分類、分析を同じ運用の中で扱えることが効いてきます。購読者の増加、記事、登録フォームなどを分析できるので、配信後の改善まで見据えて選ぶ人に合います。
一方Substackでは、publicationと呼ばれる出版物に投稿し、その内容をWeb、メール、Substackアプリで読者へ届けます。読者は無料または有料で購読でき、管理画面では無料・有料などの状態を確認できます。条件で絞り込んだ一部の読者に、投稿として公開せずメールを送ることも可能です。
記事を公開して購読者へ届けることが中心なら、Substackの流れは目的に合っています。ただし、登録フォームを使い分けたい、条件に応じて読者グループを更新したい、といった運用まで必要なら、beehiiv側の機能を具体的に確認したほうが選びやすくなります。
beehiivには、広告、有料購読、デジタル商品に関する機能があります。収益化の方法をひとつに絞らず、ニュースレターの成長や分析と合わせて運用したい場合に検討しやすい構成です。ただし、必要な収益化機能によって選ぶプランが変わります。無料で始められるかだけでなく、使いたい機能がどのプランに含まれるかまで見る必要があります。
Substackは、無料購読に加えて有料購読を設定できます。有料購読を有効にすると、購読者の支払いごとにSubstackが売上の10%を受け取る仕組みです。決済処理費用は別に確認が必要です。また、Substack内のRecommendationsによる読者獲得は、手数料とは分けて検討する要素です。
同じ10%でも、収益がまだ発生していない段階と売上が増えた段階では、負担の見え方が変わります。固定の有料プランを選ぶbeehiivと、売上に連動するSubstack。現在の読者数だけでなく、どの方法で収益を得たいかまで含めて比べてください。
beehiivはLaunchを含む各プランで送信数が無制限と表示されており、料金を比べるときは購読者数や必要な成長・収益化機能を確認します。Substackは、有料購読の売上に対する手数料が課金の中心です。
| 項目 | beehiiv | Substack |
|---|---|---|
| 課金単位 | Launchを含む各プランにunlimited sendsが表示されている。料金を比較するときは送信数より、購読者数や必要な成長・収益化機能を確認する。 | 有料購読売上に対する手数料 |
| 無料の入口 | Launch: $0 | Free publication: $0 |
| 最安有料 | Scale: $43/月から | Paid subscriptions: 売上の10% |
| チーム向け | Max: $96/月から | Paid subscriptions: 売上の10% |
| 大規模 | 公開された該当プランなし | 公開された該当プランなし |
注意
表は2026年7月22日にGLOBAL向けの表示として確認された内容です。地域、通貨、購読者数、送信数、利用量などで実際の金額や条件が変わるため、申し込み前に各サービスの公式料金ページで再確認してください。
無料の入口はどちらにもあります。beehiivのLaunchは、ニュースレターとWebサイトを始める入口です。SubstackのFree publicationでは、無料購読者が投稿をメールとSubstackアプリで受け取れます。
有料で使う場合、beehiivはScaleが月額43米ドルから、Maxが月額96米ドルからです。SubstackはPaid subscriptionsの売上の10%が示されています。「どちらの月額が安いか」という比べ方はできないので、beehiivでは購読者規模と必要機能、Substackでは有料購読売上を基準に見積もりましょう。
beehiivでは、自動化、外部サービスとの連携、計測が機能領域として案内されています。読者を条件で分ける仕組みと組み合わせて、配信や成長施策を続けて運用したいなら、必要な自動化が選ぶプランで使えるかを確認しておくとよいでしょう。
Substackでは、新しく登録した無料購読者へ送るwelcome messageを編集し、歓迎メールとして送信できます。登録直後の案内を用意したい場合に使える機能です。自動化や外部サービスとの連携を重視するならbeehiiv、まずは新しい読者への案内を整えたいならSubstack、という形で比べられます。
beehiivが合うのは、ニュースレターを配信するだけでなく、Webサイト、登録フォーム、読者の分類、分析、成長や収益化の機能をまとめて使いたい場合です。配信後の改善や自動化まで含めて運用したいなら、必要な機能と購読者規模からプランを選びます。
Substackが合うのは、投稿をWeb、メール、アプリへ届け、無料購読と有料購読を軸に出版を続けたい場合です。最初から固定月額の有料プランを選ぶのではなく、有料購読の売上に応じて手数料が発生する仕組みを受け入れられるかどうかが判断のポイントになります。
発信と運用を細かく設計したいならbeehiiv、出版と購読の流れを中心に置きたいならSubstack。この順で確認すると候補を絞りやすくなります。
Q.無料で始められる?
A.どちらにも無料の入口があります。beehiivはLaunchが$0で、ニュースレターとWebサイトを始められます。SubstackはFree publicationが$0で、無料購読者へ投稿をメールとアプリで届けられます。収益化や追加機能が必要になった時点で、それぞれの課金方法を改めて比べましょう。
Q.自動化を重視するならどちら?
A.beehiivには、自動化、外部連携、計測の機能領域があり、条件に応じた読者グループも扱えます。Substackでは、新しい無料購読者への歓迎メールを設定できます。必要なのが登録直後の案内なのか、読者の分類や外部連携を含む継続的な運用なのかで選ぶと分かりやすいです。
Q.有料購読を始めるならどちら?
A.両方で有料購読を扱えますが、費用の仕組みが異なります。beehiivは購読者数や必要機能を見てプランを選び、Substackは有料購読売上の10%が手数料です。広告やデジタル商品も検討するならbeehiivの機能範囲を、有料購読を中心にするならSubstackの手数料と決済処理費用を確認してください。
確認日: 2026-07-22(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)
beehiiv
Substack